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基本的なAAの作り方

1 :・x・):04/03/21 17:11 ID:???
顔文字板系AA作成の基礎をまとめるスレ。
引用元には感謝と謝罪を。
ちなみにツールの使い方の解説は一切しません。
ツールの機能を使った方法論はちょくちょく入りますが…

#スペースについて書いてる部分では _(半角アンダーバー)を半角スペース、
P(全角P)を全角スペースとみなしています

30 :・x・):04/04/12 01:06 ID:???
■二重線構造■

まず基本は狭間隔二重線の扱い。
狭間隔二重線は中〜大型AAの服飾造形から瞳や髪など、知っておくと使える場面がかなりある。
   ______
  〃 ̄ ̄ ̄ ̄l|
  ||      ..}}
  ヾ=====彳
このようにとりあえずは四方を囲める文字がそれぞれ存在する。
それにしても上側としか繋がらない 〃 や ヾ= 以外の繋がりが絶望的な ヾ など、
主に斜線の表現がかなり怪しい。できることなら描きたくない…つまりここでも「単純化」が肝となるのだ。
狭間隔二重線構造を作る上では、点系文字はほとんど二重に見えないので使わない方が良いと思う。

次に二重間隔の段階分け。
 三仁二ニ=━−
段々細くなっていく髪先やらトゲやら…この間隔段階は結構使うことがある。
縦方向の段階は>>6あたりの手法で可能。漢字を使うなら
 仆 介 儿 北 廾 川 幵
この辺だろうが、 | 縦線等を使った方がもちろん便利。

微妙に角度のある二重線だと
        __,. -‐ '' ´__,. -‐ '' ´           _,.. -‐ _二 -‐ ''
__,. -‐ '' ´.__,. -‐ '' ´          _,.. - _二 -‐ ''
一定のパターンを複数行繰り返す(パターンの軸を合わせながら)ことになる。
詳細な線の再現は必然的に点系文字が増えるので、画風次第では全くオススメできない場合も。

他に、一部分が二重線である文字がある。
 ラ ラ テ テ ヲ ヲ モ モ ヨ ヨ ミ ミ キ キ  E E F F H H  〒 ≦
 彡 弍 弌 干 于 千 午 云 元  王 玉 壬 主  土 士 辷
…と挙げ出したらキリがないが、このあたりが二重線と言えるだろう。
ただしどの文字の二重線も、二重線のある位置がかなり微妙なものが多い。
しばしば主となる二重線文字 = と繋がる文字を選択する場面、となったら使える文字はほとんどないだろうが、
「文字の部分を使う」ことを分かっていれば テ なんかでも十分使用に値する。

ついでに、「文字の部分を使う」のであれば ハV みたいな「文字と文字の間」を活かすことも可能。

色々書いたが、二重線表現自体はAAを作るのに必須、というモノではない。
どうしても角度的に無理があり、単純化(方向を変える)したくないならさっさと省略してしまった方が賢いだろう。
知っていることで表現可能な幅が広がる一例とでも捉えてもらえたら良いかと。

31 :・x・):04/06/28 02:20 ID:???
■奥行き・交差■

何かと言うと、平面的なAAにおいて近さ・遠さを表現してみようというワザ。
直交座標のz軸に対するアプローチ。多分点系の方で使えるものかと思う。
例として、それなりに太さのある交差線で考えてみる。

線系で簡単に描くとこういうモノ。
.      |  |/ /
      ,|  |./
..    /.|  |
    / /|  |  図1

この形自体に意味はないが、例えば人物画でも腕、足、髪。キャラクターと背景etc…で「交差」を扱う場面がかなりある。
概念さえ知っておけば応用等は結構容易なはずなので。
場合によっては「文字の部分」を用いてこんな感じにするかもしれない。
.      |  レ' /
      ,|  レ'
..    /.|  |
    / /|  |  図2

文字密度を高めると洗練されたAAに見えるので、元絵の線がある部分をすべて文字で埋めてしまいがちである。
簡単な例なので再現しきれてはいないが、使用文字種類は一般に多いのが良いとされるので、図2のように
交差を無視して一文字で交差している線と線を組み合わせる、みたいなことになっているAAをよく見る。
こういった文字の使い方は「使用文字を増やす!」という目標の元、しばしば推奨されさえしているが、
スペースに余裕がある時は以下のような方法も試してみてはどうかと思う。

交差していることを明示するため、後方の線の交差部分を省略する。
.      |  | . ' /
.      |  | '
..    ,  |  |
    / , . |  |  図3

上下枠外において線が繋がっていれば無理はないはず。図1や図2のように無理して(でなくとも)文字を埋めると、
完成時に文字が密集し過ぎて見づらい、ゴチャゴチャになる等の問題が想像できる。
それに対して交差線の片方を省略によって切り捨てることで、もう片方の線を生かすという方法。
言うまでもなく交差線なら手前の線が「優先」。キャラと背景ならキャラが「優先」。みたいに線の優先順位を決める。

線の優先度を考えるなら後方の線を省略するのでなくても
.      |!  |!/ /
.      |!  |!./
..    /.|!  |!
    / /|!  |!  図4

前方の線を二重線気味にして強調するなどの手段も考えられる。

見ての通り「文字の部分を使う」ことを否定しているので、>>29とはある意味矛盾している。
しかしAA的な上手さばかりでなく、たまには絵的な見やすさ・面白さにも気を配ってみても良いのではなかろうか。

32 :・x・):04/09/18 20:03 ID:???
■サイズ削減■

ここでいう「サイズ」とはAAそのものの大きさのことでなく、byte数のこと。
>>3で述べたように、2chをはじめAAを貼れる掲示板には書き込み限界サイズが設定されている場合が多く、
同じ大きさのAAならサイズが小さいに越したことはない。
よっていくつか常識的なサイズの減らし方を書いておく。

[Dpbを知る]
文字は基本的に半角文字が1byte、全角文字が2byteである。
ある文字の1byteあたりのdot数を、説明のしやすさのためDpb(ドットパーバイト)と呼ぶとする。
#こんな専門用語はありません。一応。
例えば A(半角)は 10dot/1byte でDpbは10。
     A(全角)は 11dot/2byte でDpbは5.5。
単純な計算だが、要するにDpbは1byteを使って埋めることのできるdot数を表す。
つまり同じdot数を埋める文字が複数あるとすると、Dpbの高い文字を使った方がサイズ削減に繋がる。
言い換えると、同じ形、dot数の文字でDpbの小さい方の文字は使用する理由がないということ。例えば>>7のような。
Dpbを考えるとサイズ削減の方法として、
  ・縦線に | をメインに。
  ⇒ i(半角,Dpb3)や i(全角,Dpb2)などよりもDpbが高い。|(全角,Dpb8)の使用もサイズ減に好影響。
  ・全角文字や漢字を意識的に使用。
  ⇒これらの文字はDpbが8前後と、サイズの面でも非常に優秀であると言える。
  ・積極的単純化。
  ⇒半角spはDpb5、全角spは5.5。単純化すべきところは、しないとすると大抵 ', など
    Dpbの低い文字で埋める傾向にあるので、「描かない」ことが結果的にサイズ削減になる。
  ・トーンを使わない。
  ⇒トーンに有用とされる3dot文字はDpbが3とパフォーマンスに優れない。スペースに劣る文字である。
などが思いつくことである。
「サイズを小さくしたければ線系AA」という一般論があるが、>>21「線系AAの基本」と合わせて見ると頷ける話であろう。

[AA両端の処理]
>>18でも「無駄なスペース」として書いたが、特別な(絵的な)効果を期待でもしない限り、
左右にスペースを残しておくべきではない。
また左のスペースを切り詰めるため、左端が
.|  ..|  ._|
などとなっているAAがあるが、サイズの観点から言うと左端にドット等を置いてから水平位置を調整するのはアリである。
特に左端が ..| で調整されている行が存在すればマズく、ドット無しで表すならば
154dot、28byteのスペース群が全行の頭に増えることになる。30行のAAだと約800byteの増加。
とはいえ修正ドットに変わりはないのも事実。これが必要なドットであるか否かは個々の価値観のレベルで判断される。

以上、AAのサイズだけを気にして文字選択を論じるとこのようになる。
実際はサイズよりも文字の形及び繋がりで選択するだろうから、このような論法は一見ありえない。
重要度からいけばこれまで書いてきたものよりもずっと低い。
しかしどうしてもサイズを減らしたいという状況に立った時、これらの知識は少なからず役に立つはずである。

33 :・x・):04/09/19 15:29 ID:???
■濃淡法■

グラデーションと呼んでもいい。文句なく点系寄りのテクニックである。
点系の利点は繊細に見える、細かく丁寧に見える、ということであるので、
小さな部分からコツコツと積み重ねて画法を完成させることが重要。

[線の濃淡]
知ってる人も多いと思うが、絵(ペン画)には「入り」「抜き」という概念がある。
線を引く上で最初のペンの付け方、及び最後の離し方は力を抜いて自然に行う。
入り抜き部分に比べて中央の線の部分が膨らむように引くのが綺麗とされている。
「線をなぞる」というAAにおいても、この感覚は当てはまらないだろうか?
例えば横線を
  ―――  から  ‐−――−‐
縦線を
   |           i
   |    から     !
このように文字を繋がりだけでなく、その濃淡で使い分ける。
正直↑の例だけでは何が良いのか判らないだろうが、仮にカーブ部分などに利用するとする。
    \            ヽ   ←点系斜線に続くので下を緩めるイメージ。
.      ',            ',
      |   から     i  ← } でもいいが。上が点系なので i で上を抜く。
      /             /    ちなみに下なら ! で抜く。上下無関係なら l あたりで。
縦の繋がりに優れない文字を意図的に利用し、カーブの「唐突さ」をなくすのが目的となる。
または線の出現部分の補正として
                    ,   ←ただ元絵をなぞるだけでもこうなるパターンはあるが、これも入り抜きである。
    /   から    /
線系AAは逆に、それぞれの表現が唐突であるほど線系らしいと言える。
線の濃淡は、点系AAの文字選択の指針となる所である。

[色の濃淡]
ほとんど>>17の補足事項になるが、トーンでグラデーションを表現することができる。
それぞれのパターンに濃さがあるので、
  ::::::::::::.::.::.::.:.:.:.:.:.:..:..:..: : : : : : : : . : : . : : . : . : . : . : . . : . . : . .
と、こんな感じに。
例えば光の当たる部分などはグラデーションから徐々にスペースに、
背景の雰囲気の効果に、等、利用法は多いであろう。

線の濃淡と同様、やはり元絵をなぞっているだけで結果的にグラデーションを用いているということは
長く描いているほど起こりうるが、それを意識して初めて自分の技として吸収される。

34 :・x・):05/06/05 01:30 ID:???
■一文字が占める割合■

>>22で「若干小さいAAなので、点系のデメリットしか浮かんで来ない〜」と書いたが、
なぜそういうことが起こるのかという概念的な話を載せておく。

結論から書くと、小さいAAにおいては一文字が占める割合が大きいから、である。
文章では分かり難いので、例を挙げる。
>>22と同じ題材を、もっと小さくして描いたのが以下である。
       ,. -―−- ,        ,. -−、
    , ‐く./`ヽ./¨ヽ. >、     /   /
.  // V,.ヽ ヽ |   '.,ヾ,   /   ,.'
  /, | i i {` } |i._|_iト、   `ーヽ,.'  /
. l/ .i.! l | ! j,ハ,ィ=ミj,ハ   ./   {
  !. |ヽlヘ{`   .{゚iリ,)'/  , -−― \
  ヽト、 ヾ゙^ ,  `¨ | {       }
     }`'iト、 !_7 /(ヽ.fー ' ´ ̄ 〈
     / l! | |`Tj´  rVハ _ __ _  /
   / /l!r‐{:「- rく>{ l. ',.      |ヽ
 , '  ,.イ { i 〈戈F-┴’ ヽ ≧= --rヘ. \
./ /:/  |. V        \ r:rく.V ',. ヽ!
.! /{  |  l!|, {.          / ',. |`ドト、リ
.!' ヽ. !  l!ハ\       ,'  .', } j}ハi
できるだけ>>22と似たような文字を用い、点のところは点で、線のところは線で描いたつもり。
分かりやすいところで人差し指に着目すると、>>22では7行で構成されているのに対し、こちらは5行。
その数行にある1つの ,' 斜線が人差し指に占める割合はこちらの方が大きいと言える。
1/7より1/5の方が大きい、という話。
同様の論法で、このAAを構成する全ての文字が全体に占める割合は>>22よりも増していると言える。
,' を一文字として捉えると、今 , の比率、 ' の比率、そしてその間の空白の比率が増している。
結果、空白すなわち「何も描いてない部分」が多くなり、最悪繋がりが分断される。
傾きが合っている人差し指部分はまだマシだが、', や ゙, を大きいAA内のそれと比べてみると、
「線」としての見え方、自然さが全く違う。
よく言われる言い方を引用するなら、点系の小型AAは「粉っぽい」のだ。
一文字の重要性が増し、一文字で色んなものを再現する必要が出てくる小型AAにおいて、
点系斜線などの使い勝手は大型AAのそれに比べ格段に劣る。


上記のような話に限らず、一文字が占める割合を想定することが文字選択に繋がることがある。
例としてセミコロン ; について考えてみる。
占める割合が大きい次元では「汗」など、物体それ自体を表現するレベルで使用される。
  (´∀`; )
基本的に占める割合が大きいと一文字の重要度が高い。

占める割合が中程度の次元では「点系の一線」「濃淡法(>>33)」に使用できる。
  ;
  |
↑は縦線の入り抜き。

占める割合が小さい次元では「黒めのトーン」として使用できる。
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
これはしばしば縞模様に見えると言われるが、私的には ; 一つがAAに占める割合次第であると考える。
なお、↑は複数行に渡っているかどうか等とは関係ないのであしからず。

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