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基本的なAAの作り方
1 :
・x・)
:04/03/21 17:11 ID:???
顔文字板系AA作成の基礎をまとめるスレ。
引用元には感謝と謝罪を。
ちなみにツールの使い方の解説は一切しません。
ツールの機能を使った方法論はちょくちょく入りますが…
#スペースについて書いてる部分では _(半角アンダーバー)を半角スペース、
P(全角P)を全角スペースとみなしています
33 :
・x・)
:04/09/19 15:29 ID:???
■濃淡法■
グラデーションと呼んでもいい。文句なく点系寄りのテクニックである。
点系の利点は繊細に見える、細かく丁寧に見える、ということであるので、
小さな部分からコツコツと積み重ねて画法を完成させることが重要。
[線の濃淡]
知ってる人も多いと思うが、絵(ペン画)には「入り」「抜き」という概念がある。
線を引く上で最初のペンの付け方、及び最後の離し方は力を抜いて自然に行う。
入り抜き部分に比べて中央の線の部分が膨らむように引くのが綺麗とされている。
「線をなぞる」というAAにおいても、この感覚は当てはまらないだろうか?
例えば横線を
――― から ‐−――−‐
縦線を
| i
| から !
このように文字を繋がりだけでなく、その濃淡で使い分ける。
正直↑の例だけでは何が良いのか判らないだろうが、仮にカーブ部分などに利用するとする。
\ ヽ ←点系斜線に続くので下を緩めるイメージ。
. ', ',
| から i ← } でもいいが。上が点系なので i で上を抜く。
/ / ちなみに下なら ! で抜く。上下無関係なら l あたりで。
縦の繋がりに優れない文字を意図的に利用し、カーブの「唐突さ」をなくすのが目的となる。
または線の出現部分の補正として
, ←ただ元絵をなぞるだけでもこうなるパターンはあるが、これも入り抜きである。
/ から /
線系AAは逆に、それぞれの表現が唐突であるほど線系らしいと言える。
線の濃淡は、点系AAの文字選択の指針となる所である。
[色の濃淡]
ほとんど
>>17
の補足事項になるが、トーンでグラデーションを表現することができる。
それぞれのパターンに濃さがあるので、
::::::::::::.::.::.::.:.:.:.:.:.:..:..:..: : : : : : : : . : : . : : . : . : . : . : . . : . . : . .
と、こんな感じに。
例えば光の当たる部分などはグラデーションから徐々にスペースに、
背景の雰囲気の効果に、等、利用法は多いであろう。
線の濃淡と同様、やはり元絵をなぞっているだけで結果的にグラデーションを用いているということは
長く描いているほど起こりうるが、それを意識して初めて自分の技として吸収される。
34 :
・x・)
:05/06/05 01:30 ID:???
■一文字が占める割合■
>>22
で「若干小さいAAなので、点系のデメリットしか浮かんで来ない〜」と書いたが、
なぜそういうことが起こるのかという概念的な話を載せておく。
結論から書くと、小さいAAにおいては一文字が占める割合が大きいから、である。
文章では分かり難いので、例を挙げる。
>>22
と同じ題材を、もっと小さくして描いたのが以下である。
,. -―−- , ,. -−、
, ‐く./`ヽ./¨ヽ. >、 / /
. // V,.ヽ ヽ | '.,ヾ, / ,.'
/, | i i {` } |i._|_iト、 `ーヽ,.' /
. l/ .i.! l | ! j,ハ,ィ=ミj,ハ ./ {
!. |ヽlヘ{` .{゚iリ,)'/ , -−― \
ヽト、 ヾ゙^ , `¨ | { }
}`'iト、 !_7 /(ヽ.fー ' ´ ̄ 〈
/ l! | |`Tj´ rVハ _ __ _ /
/ /l!r‐{:「- rく>{ l. ',. |ヽ
, ' ,.イ { i 〈戈F-┴’ ヽ ≧= --rヘ. \
./ /:/ |. V \ r:rく.V ',. ヽ!
.! /{ | l!|, {. / ',. |`ドト、リ
.!' ヽ. ! l!ハ\ ,' .', } j}ハi
できるだけ
>>22
と似たような文字を用い、点のところは点で、線のところは線で描いたつもり。
分かりやすいところで人差し指に着目すると、
>>22
では7行で構成されているのに対し、こちらは5行。
その数行にある1つの ,' 斜線が人差し指に占める割合はこちらの方が大きいと言える。
1/7より1/5の方が大きい、という話。
同様の論法で、このAAを構成する全ての文字が全体に占める割合は
>>22
よりも増していると言える。
,' を一文字として捉えると、今 , の比率、 ' の比率、そしてその間の空白の比率が増している。
結果、空白すなわち「何も描いてない部分」が多くなり、最悪繋がりが分断される。
傾きが合っている人差し指部分はまだマシだが、', や ゙, を大きいAA内のそれと比べてみると、
「線」としての見え方、自然さが全く違う。
よく言われる言い方を引用するなら、点系の小型AAは「粉っぽい」のだ。
一文字の重要性が増し、一文字で色んなものを再現する必要が出てくる小型AAにおいて、
点系斜線などの使い勝手は大型AAのそれに比べ格段に劣る。
上記のような話に限らず、一文字が占める割合を想定することが文字選択に繋がることがある。
例としてセミコロン ; について考えてみる。
占める割合が大きい次元では「汗」など、物体それ自体を表現するレベルで使用される。
(´∀`; )
基本的に占める割合が大きいと一文字の重要度が高い。
占める割合が中程度の次元では「点系の一線」「濃淡法(
>>33
)」に使用できる。
;
|
↑は縦線の入り抜き。
占める割合が小さい次元では「黒めのトーン」として使用できる。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
これはしばしば縞模様に見えると言われるが、私的には ; 一つがAAに占める割合次第であると考える。
なお、↑は複数行に渡っているかどうか等とは関係ないのであしからず。
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