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行き当たりばったりラボ
1 :
・x・)
:04/03/26 15:10 ID:???
基本を飲み込んだ上で、独自の作り方(画風)を模索してみるスレ。
基本編に対する応用編のようなもの。
この板のメインはこれです。
2 :
・x・)
:04/03/26 15:13 ID:???
□応用の道筋□
というのも基本はほぼマスターできたとしても、理論としてこうまで説明できるようでは
結局のところ他の人と作り方が似通ってしまう可能性があってつまらない。
最近では「オートトレーサー」なる、それほど手を煩わすことなくAAを元絵から起こす手段も発展してきている。
基本だけ覚えて元絵をAAに起こす程度では「人間オートトレーサー」だとか言われても仕方がない。
そこで自分の作るAAには、独自の考えを元に「特徴」を付加する。
他の人が「それは違うだろ」と言うほどのぶっ飛んだ考えでもOK。
まぁ、より自己満足的な要素である、というわけですな。
なのでこのスレに描いてあることは人によっては全く参考にならないかもしれないし、
むしろしないで頂きたい(笑
他人の特殊論(一般論に対する)を見て「じゃあ自分もこれをやろう」などと考えるのは無意味なことです。
3 :
・x・)
:04/04/03 14:10 ID:???
□オートトレースの可能性□
>>2
でも挙げたオートトレース、最近進歩は伸び悩んで「こんなもんか」と思うところもあるが、
既存絵をAAにそのまま写し取るだけならオートで十分になる時は必ず来るだろう。
ならオリジナルAAがAA描きの本分になるのかというと、絵をそこそこ描ける人が
その絵をオートにかければ量産可能な大型オリジナルAAが割と簡単にできてしまう。
#そこまでやる人が出てくるかどうかは怪しいけど。
#それに絵が上手い人はAAを絵の完全下位と見て、あまりAAに興味を抱かない傾向はある。
では大型AA描きはオートに淘汰され、残るのはモナー系やプチAA職人のみとなってしまうのか…?
というわけで上記の若干オーバーな予想を元に、オートで再現困難なAAの道を探る。
[場当たり的トレースAA]
トレースを覚えるに当たって、真っ先に身に付けた「元絵を忠実に再現する」という考え方。
これをまず捨てる。
単純に元絵にある線に沿って文字を当てる…これはオートのアルゴリズムと全く同じであり、
人間がやる必要はもうないだろう。
[画風の統一]
オートは 使用文字パターンを設定→オートトレース という手順でAAを作るので、AA全体に及ぶ
線系統一、点系統一、点描統一…etc は表現可能だと思う。
まずオートの使い手がこのことを知っておかなければならないが。
[省略]
省略はおそらく可能。当てはまる文字がなければ空白にしておく、という思考は割と容易のはず。
', のような斜線ももちろん引ける。
[単純化]
これは無理だと思う。難しい線を多少簡易な文字に変換することはできても、
線を全て繋がっているように、かつ大胆な単純化は元絵に線がない領域なので。
#例えば再現不可能な斜線を真っ直ぐな直線にしたりね。
[文字の部分使用]
結論から言うとできる。ただし「余分な部分を再利用」するのは多分無理。
これも元絵に線のない領域。
つまり「単純化」や「文字の部分使用」が既に巧い人はオートに対して脅威を覚える必要はあまりないと言える。
しかしこれらは自分の苦手な2大分野である´x`
4 :
・x・)
:04/04/12 00:59 ID:???
□領域分割□
まぁオートに再現不可能な手段を、と言うなら結構やり方はある。
ここではその中の一つとして「領域分割」を提案する。
#やはり一般的な呼び方ではない。
これはAAの元絵をいくつかの領域に分け、(元絵が無くても可)各々の領域を
「それと分かる」ように努力する手法。
仮に元絵を完璧になぞりきっても、それがAAとしてちゃんと見えるかどうかというのは怪しいもの。
パターンが全体を通して短調なら、描きたかった部位が別の部位と一体化してしまって
何かゴチャゴチャして見える、となることがままある。
こういうことを防止・打破する方法として結構有用な手段だと考える。
領域分割するとすれば、「肌」「髪」「布」「金属」…
のようにして「素材」で分けるのが簡単だと思う。
AAじゃない普通の色塗りでも塗り方違うしね。普通は。
たまに、というかよく見るけど例えば毛皮や綿のようなゴワゴワした部分を「傾きが逆の点」や
x キ + ィ 等の余分な公差部分を含む文字を混ぜてそれらしく描いたりするやり方。
あれもつまりはその領域を「それらしく見せよう」とする努力の一つ。
でもそれは元絵を見ての場当たり的文字使いだと言わざるを得ないし、
下手すればオートでも再現してくる。
その程度なら「基本的なAAの作り方」に載せれば十分な技術ではある。
しかし考え方自体はこれそのものである。
5 :
・x・)
:04/04/23 01:42 ID:???
□色調分割□
上でまず領域分割する「基準」を示した。
今度はその「基準」をどのような方法で再現していくかを挙げてみる。
その一つが「色」である。
色、つまりAAで言うトーンは固定模様的トーンを除くと、実に様々な濃さを表現出来る。
↓コロンにピリオドを挟むタイミングで濃度調整
:::::::::::::::::: :::::.:::::.:::::. ::::.::::.::::.:::: :::.:::.:::.:::.:: ::.::.::.::.::.::.:: :.:.:.:.:.:.:.:.:.
↓スペースと絡めた濃度調整
:: :: :: :: :: .: .: .: .: .: .: : : : : : : : : . : . : . : . : : : : : : . : . :
↓その他、例えば3dot文字と絡めるだけでもパターンは無数に存在する
,',',',',',',',',' ;i;i;i;i;i;i;i;i;i; ; : ; : ; : ; ':':':':':':':':':' l:l:l:l:l:l:l:l:l:l: ; ; ; ; ;
パターンが多いとは即ち使い分けが可能ということであり、分割に最適な手段であるということ。
領域分割することを意識していなくても塗り分け自体は一部では一般的な手法とも見える。
強いて一般的な考え方から離れるなら、「元絵では色が同じでも、部分によって塗り分ける」と考えること。
極端な話、線画しかない元絵でも塗り分けはできる。
超簡単な例示をすると
↓3つの空白の色は元絵では同じでも、 ↓真ん中にでも色を塗って分かり易くする。というようなこと。
| | | | | |:::::::| | (真ん中を塗ると結果3空間の分割になる)
「部分が混ざってゴチャゴチャで、本人しか何描いたのか分からない」ってAAには塗り分けが効果的か。
トーンは点系を相性がいい、と「基本的な〜」で書いたが、塗り分けの概念はおそらく線系との方がマッチする。
線系AAは線の太さを一定に保つため、同レベルの点系に比べて「本人しか分からないAA」になる率が高い。
そこで俗に言う「アニメ塗り」っぽくトーンを配置するだけでも見やすさがかなり変わってくる。
言わずもがなだがちなみに、常にトーンを塗れる空間が空くくらいに大きなAAでないと色調分割は苦しい。
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